その歴史は50年以上

世界に誇るダイビング専用施設と素晴らしい海を持つ海洋公園=IOP(Izu Ocean Park)は、世界にもその名は知られていて、1964年に国内で初めてダイビングセンターを設立し、50年以上もの間ダイバーに愛されてきています。

元々は魚類研究家の益田一さんが設立して、この海を潜りつくして研究しまくった益田さんとそのお弟子さん達。魚類学者をも驚かせる魚の新発見を数々とこなし、図鑑作成に生涯をささげた益田さん。

ひとりの人間の一生をかけさせるほどの魅力に詰まった海がこの伊豆海洋公園だったんです。

 

もちろんレジャーダイバーにも快適な施設を完備してあるので、週末にもなると夏だけでなく冬にもダイバーが集まるダイバー憩いの場なのです(笑)

講習用プールにシャワーに40名入れるジャグジー付きお風呂、売店にたっぷり広い休憩エリア。

 

初心者から上級者まで楽しめる水中

エントリーしてすぐはゴロタで水深も5m~10mと比較的浅い地形。沖に50mも出ればグッと傾斜があり水深20mには真っ白い砂地が広がっていて様々な生物に快適な地形と言えます。

沖を見て右手に行けば陸からせり出た壁ような根(1の根)があり、回りこむと人が入れそうな大きなクエ穴が。この根周りをじっくり探すとカエルアンコウにハナタツ、ウミウシとダイバーに人気の生き物が見つかるんですねー♪

1の根をグルっと回るといっても初心者ダイバーにはちょっと距離もあるし、水深も気になるところ。浅めがいいなぁという方はエントリーしてすぐ右の「送り出しの入り江」でゆっくり生物探しも楽しいですね。水深も5mと浅いのでエアの減りが不安な方も安心です。

 

「ダイバーになったら伊豆海洋公園を目指そう!」とひと昔前はよく言ったもんです、と先輩ダイバーがおっしゃいます(笑) でもごもっとも。エントリーするにも波をしっかり見ていないと海洋公園特有の水の動きがありますから押し戻されてしまったり転倒したり…。入ったあとも起伏のある地形に合わせた浮力調整も必要。

漢字の「永」の字はトメもハネも、字をキレイに書くための技術が全て詰まっていると言いますが、海洋公園はダイビングで必要なスキルを全て練習できる要素が詰まったポイントとでも言いましょうか(笑)

伊豆海洋公園を潜れるようになったら一人前ってところですかね?
ダイバーになったら是非IOPで快適に潜れるようになるスキルを目指してくださいね!