ダイビング マスクとは

マスクとは、水中メガネのことです。ダイビングでは、鼻までおおわれている必要があるため、「マスク」と呼びます。
人間は、水中で裸眼で物をはっきりと見ることができません。どんなに視力が良い人でも同じです。
そのために、マスクをつけて、目の前に空間を作ってあげる必要があります。

なんで鼻がおおわれてないといけないの?

では、なぜ鼻がマスクの中に入っていないといけないのでしょうか?
水泳用のゴーグルだって水中を見ることはできますよね。
ダイビングは、水圧がかかる環境に行く遊びです。目の前の作られた空間にも圧力がかかってきます。
何もせず、水深を下げていくと・・・、目のところにはりついて、内出血を起こしてしまうのです。白目や目の周りの組織があざになってしまいます。多少痛みもあるのですが特に深刻な後遺症などはないです。ただ、見た目が劇的なトラブルです。しばらくはあざが消えなくなってしまいますね。

こういったマスクスクイズというトラブルを防ぐために、適宜に鼻から息を出して深度を下げていく必要があるのです。

シュノーケル用では使用できない?

シュノーケル用のマスクはどうなんでしょうか?見た目はダイビング用にそっくりです。もちろん、鼻もおおわれていますしね。
ですが、先ほども言ったように、ダイビングは水圧がかかってきます。
シュノーケル用は水面で使用することが目的で作られていますから、水圧に耐えられるつくりにはなっていません。
「楽しくダイビングしていたら、突然マスクのレンズがはずれた!!」なんてことになったら、大変です。

ダイビングには、ダイビング用のマスクを使用しましょう。

一眼タイプと二眼タイプ

マスクには2つのタイプがあります。

1つのレンズでできた一眼タイプと2つに分かれている二眼タイプです。
一眼タイプのほうが視野が広く見えます。
二眼タイプのマスクには、視力が悪い方は度入りレンズを入れることができます。
水中では会話ができません。ハンドシグナルといった身振り手振りや、スレートといった字が書けるものでコミュニケーションをはかっていきます。
安全面から考えても、見えずらい状況は避けるべきですね。
マスク(水中メガネ)はレンズを交換することが出来ますので、ご自分の視力に合わせたものを使用することで快適に水中世界を楽しむことが出来ます。

「あ、魚かもしれないなぁ~・・。」なんて。ダイビングは水中の景色を見に行くことをメインにした遊びです。きれいに見える状態のほうが楽しめるでしょう。

顔にフィットしているものを選ぶ

マスクのシリコンの部分をスカートと呼びます。
この部分が顔にフィットしていないと、ダイビング中に終始水が入ってきてしまいます。
大きすぎても、小さすぎてもよくありません。眉毛や生え際の髪、頬骨の高い位置、鼻と口の間の位置などによって顔に合うものを選ぶ必要があります。
マスクに水が入ってくるというのは、もしかしたら一番ストレスを感じてしまう方がいるのではないでしょうか?

色を選ぶ

ダイビング器材は、いろいろな色のバリエーションがある器材が多いです。
スーツやフィンなど。トータルコーディネイトを考えましょう。もちろん機能面ではかわりはないのですが、まとまりのある色の器材を使うほうが、気分が楽しくなりますね♪
スーツの色をまず考えてから選ぶことをおすすめします。器材の中で一番色やデザインを選ぶことができるのはスーツになりますから。

シュノーケルもマスクと同じメーカーで、同じ色で性別によってモデルを選ぶのがおすすめです。

その他、くもり止めやマスクバンドカバーなどあったほうが快適にダイビングができる小物も一緒に選んでおくといいと思います。