水中写真はどこで教わる?

水中写真をやってみたい!というダイバーはとても多いですよね。近年ではデジタルカメラの性能も向上して初心者の方でもすぐにキレイに撮れるようになってきています。

コンパクトデジカメでも使い方をしっかりマスターすればプロ顔負けの素晴らしい水中写真が撮れたりしますが、やはり基本は習っておきたいところですね。

さて、どこで誰に聞きましょう?・・・。

僕は安直なイメージで「水中写真家に聞けばいい!」「教則本やWebに載ってるやり方をマネしてみよう!」などと最初は思っていましたが、やはり水中に行くとその日の透明度や被写体のいる場所によっては思い通りに撮れないものでした(泣)

しかも毎週のようにダイビングにお金をかけられるハズもなく、月に1度、伊豆に日帰り、もしくは週末泊まりで2日間程度。頻度が少ない分、ダイビング1回での上達度は欲張りたいですよね。

基本的な操作やメンテナンスは確かに本やWebでなんとかなりますけど、実際の撮影シーンではやはり師匠が必要だ!と痛感したワケです。

まずはショップでプロのインストラクターに聞いてみる

現地のショップに行くのはだいたいダイビング当日です。なので当日は朝から準備して潜って帰りもあまり時間がない…そんな中でじっくり写真の話やコツを聴こうにも他のゲストの方もいるから自分の事ばっかり話すのも気が引ける…。う~ん、日本人の奥ゆかしさがたっぷり発揮される遠慮のシーンですね。

都市型のインストラクターであればお店でゆっくりコーヒーでも飲みながらアレコレ質問したりレクチャーしてもらう時間が取れそうなので、あまり気を使わなくていいかもしれませんね(笑)※都市型ショップのインスタラクターさんごめんなさい。

都市型ショップのスタッフさんにもよりますが、休日でも自分のカメラ片手に写真を撮りに行くほど熱心なインストラクターに出会えるとラッキーですね。

カメラ操作だけでなく旬な生き物情報も聞けますし、さらにストロボやライトなど撮影機材アクセサリーにも精通しているといいですよね。

ツアーに参加して一緒に撮影を見てもらう

実際に上手に撮っている人、こんな人みたいな写真が撮ってみたい!と思う人の撮影現場を見せてもらうといった経験をする事は、何気に自分の疑問が一発で解決できちゃったりするもんです。

さらに自分の撮影しているところも見てもらってから、実はこう撮りたいんだと目標を相談すると水中でできていないところを指摘してくれたりといいことだらけ。

同じ海を潜っていて、同じ被写体にどうアプローチしたのか?超具体的に見てくれているのでアドバイスもそりゃもう具体的です。

ゴルフで言ったらプロのアドバイザーが一緒にコースを回ってくれてるようなもんです(笑)

たくさん他の人の写真を見るのも大切。

上記の「一緒に海で」にもありますが、他の人の撮影現場を見たり、海から上がったあとに撮影した写真を見せてもらうのも大きなヒントにつながります。

よく「ひとりでじっくり潜って撮りたい」という人がいますね。気持ちはわかりまずが、バディの写真を見ると自分とは違った感性に新しい発見を見出すこともしばしば。

そしてプロの写真家たちの写真を見てマネしてみることから始めてもいいと個人的には思っています。

写真集を見て、こんな写真が撮りたい!と自分の目標を目に焼き付けて、水中でそれを思い出しながら撮る。

う~ん、いいですね。タイトルに「脱自己流」と書きましたが、学校に行くわけではないので究極を言うと自己流は自己流ですが、周りの影響をモロに受けて撮影の技術は磨きましょう!という事です。

ありがとうございました!