ドライスーツってどんなもの?

「ドライスーツ」とは、スーツ内に水がまったく入ってこないスーツのことです。
服を着たまま水の中に入ることができるスーツなんです。
ブーツはスーツ本体とつながっていて、手首と首が密着性の高い素材になっているので水の侵入を防いでくれます。背中にあるファスナーも完全防水です!
このドライスーツがあることで、一年を通してダイビングを快適に楽しむことができるのです。
流氷の海だって、大丈夫!
伊豆などをメインにダイビングしているダイバーは、ウェットスーツよりも長い期間使用している方も多いのでは?
南国のイメージの沖縄でさえ、真冬はドライスーツのほうが快適です。
素材は、ネオプレーン(ウェットスーツと同じ)とシェルがあり、耐久性やデザイン性、保温性など何を重視するかによって選ぶことができます。

ドライスーツの快適さはインナーできまる!

実は、ただドライスーツを着ただけではあたたかさは最大限生かすことはできないのです。
「ドライスーツの快適さはインナーきまる」といっても過言ではないのです。
インナーとはスーツの中に着る服のことです。
いい加減なインナーを着てしまうと、それこそウェットスーツのほうがあたたかい場合もあるんです。

おすすめできないインナー

◇綿製品やレ-ヨン・・・速乾性がないため汗で濡れて体温が奪われてしまいます。
◇ハイネックや襟、フード・・・ネックのシール部分にかんで水没のリスクが増えます。
◇ボタンやファスナー・・・深度下でスーツが密着したときに痛みを感じたり、内出血してしまいます。
◇伸縮性がないもの・・・運動性にかけ動きづらいです。
◇短い靴下・・・インナーの裾がスーツの中でめくれ上がってしまいます。
◇短パン&Tシャツのみ・・・直接肌がスーツに触れると、汗で蒸れてしまい湿疹などをおこしてしまうこともあります。
◇アウター用のフリース・・・保温力はあるのですが、浮力が強くウェイトを多く着けなければいけないです。

おすすめのインナー

◇速乾性・透湿性・撥水性・保温性・ストレッチ性に優れた素材のもの
◇薄手なのに保温力が高い素材のもの
◇やっぱりドライスーツ専用インナー

専用にメーカーが開発しているものなので、それぞれすべてに適しています。
・ワールドダイブ社製サーマルボディースムーサー
表面は水分をはじいて風を通さず、肌表面からの湿気は外に逃がします。また、スムーズな着脱を可能にした表面加工を施し、ソフトな着心地と機能性を重視したデザインで、動きやすさと快適性を両立。
・モビー社製コンフォートスキン
汗を素早く吸収し、肌に戻さず、常にサラサラで快適な状態に保つ高性能フリース素材(POLARTEC®)を採用。ストレッチ性も高く、A.C.T.とのシナジー効果により動きやすさも抜群です。
・モビーディック社製コンフォートプライム
シェルドライ用の中綿インナーです。軽量、超撥水性、超速乾性を兼ね備えた中綿です。
こちらはシェルドライ用ですが、ネオプレーンのドライの下に着ることもできます。ウェイトが少し増えるのと、ワンピースなので着脱が不便なことろはありますが、保温力は抜群です。流氷ダイビングにも対応できる!

インナー+α

気温水温が下がる時期には、インナーの下にさらにインナーを重ねましょう。
上に分厚いものを重ねてしまうのは、浮力が増してしまうのであまりおすすめではありません。
やっぱりこちらも、速乾性と保温性があるものを選択しましょう。
・モンベル社製ジオラインシリーズ
驚くほど軽量で速乾性に優れているのに、保温力もあります。春や秋のあたたかい季節のインナーとしてもおすすめ。

そのほか、登山用のものや、アウトドアブランドのものがおすすめです。
ユニクロのヒートテックは日常生活ではとても便利なのですが、ダイビングのインナーとしてはレーヨンが含まれているので、速乾性に欠けてしまい汗で寒くなってしまうこともあります。
ただ、最近はリーズナブルなものでも高機能な素材の物もどんどん出ていますから、素材表示を見て選んでみてください。

陸上も保温しよう!

ダイビング前後に体を温めておくことも大切なんです。
海辺だけではなく、家から海までの移動の時も保温重視!
体が冷えてしまうと、インナーをたくさん着込んでも寒く感じてしまいます。
◇ニット帽・・・頭からの放熱を防ぎましょう!特に濡れ髪の毛が風に吹かれると一気に寒くなってしまいます。
◇ネックウォーマー・・・首があったかいと、寒く感じにくいです。
◇オーバーパンツ・・・もともと保温力のあるインナーの上から、風を防ぐことができるパンツをはくと最強です!海についてからの着替えもオーバーパンツを脱ぐだけなので楽ちんです。
◇厚手の靴下・・・足先から冷えてしまうので、メリノウールなどのあたたかく厚手の靴下がおすすめです。寒がりの人は2枚重ねてはいてもいいですね。
◇風を通さないジャケット・・・オーバーパンツと同じでこちらも風を通さない素材のものがおすすめです。

季節によって変える

伊豆では、夏以外の3シーズンはドライスーツで快適にダイビングすることができます。
しかし、水温や気温によって着るものを変えていかないと快適なダイビングではなくなってしまいます。
◇10~11月・・・水温25~23℃とまだまだあたたかい時季。インナーのインナーで紹介したような薄手で速乾性のある上下に、Tシャツ&短パン、長めの靴下。素肌が直接スーツに触れないほうが快適です。
◇12月~1月・・・水温20~16℃「おすすめのインナー」
1月後半~3月・・・水温15~13℃「おすすめのインナー」&「+α」

ドライスーツのメリットは、水温・気温によってインナーを調節できるというところです。
季節によって快適なインナーでダイビングを楽しんでくださいね。
冬は海が一番青い季節、「やっぱり寒かった・・」にならないように、わからないところはインストラクターに相談してみてください!

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