フィンは水面や水中で素足では得ることができない推進力を得るための器材です。脚力や、体格によってえらばないと十分な特性をいかすことができないんです。

たくさんほしくなる?!

いろいろあるダイビング器材のなかで、フィンは1セットだけではなく2セット3セットとほしくなってしまう器材です。なんでいろいろな種類が欲しくなるのでしょう?

実はいろいろなダイビングの場面に合わせて履き替えるというのが、ダイビングを快適に行う秘訣なんです。
近場のビーチダイビング用、リゾートのボート用、ドライスーツ用といったようにそれぞれの場面で快適に使用できるフィンがかわってきます。

フィンの種類

フィンには大きく分けて、かかとの部分がベルトになっているストラップタイプと足全体を包み込むフルフットタイプがあります。足にぴったりのフィンを脚力に合わせてブレードの硬さや、長さを選びます。

◆ストラップタイプ

ダイビングブーツをはいてから装着します。ビーチエントリー時には足が保護されますのでストラップタイプのほうがいいでしょう。ドライスーツを着用するときにも、こちらのタイプがおすすめです。ドライスーツ用に重量が重くなっているフィンもあります。
バックルがついていて着脱がしやすいので、バディーを待たせてしまうことはありません。

◆フルフットタイプ

足を包み込むような形になっており、足をそのままフィンにはかせるようになっています。フィット感は抜群です。さらにフィットしている分、進む力をそのままフィンに伝えることができるのでダイビングスキルが上達し、フィンキックがしっかりできる方が多く装着しています。
素足で履くことも可能です。リゾートのボートダイビングで水温が高いところでしたら、素足もおすすめです。
ブーツはソックスタイプのブーツを装着することができます。ただ、通常のブーツに比べると底が薄いので岩場からのエントリーですと、保護機能が十分とは言えないかもしれません。

ブレード

ブレードとはフィン先からつま先部分を指します。実際に水を捉えて、かきだす部分になります。
この部分の硬さや幅、長さの形状でだいたいの推進力が決まります。

「硬く」・「幅の広い」もの程、抵抗が大きくなる分、上手に使いこなすことができれば推進力を得られます。
しかしこのようなフィンはかなりの脚力を必要とします。一般的にはスポーツをやられていた方で脚力に自信がある方におすすめです。

「柔らかく」・「幅の狭いもの」はライセンス取得から間もない人や脚力に自信がない方におすすめです。
脚力に合わせて選ぶことが重要で、合わないフィンを使用することで足がつりやすくなってしまったり、あまり進まなくなってしまったります。

「全然進まない・・・」「水中で疲れる・・・」「トリムをもっときれいに維持したい・・」なんて悩みがある方は、フィンをかえてみるといいかもしれません。

 

まずは、専門の知識があるプロのインストラクターのアドバイスをもらいましょう!!