沖縄だけでなく和歌山や伊豆諸島などダイバー垂涎の素晴らしい海が広がる日本。
その中でも伊豆半島は関東のダイバーにはとても馴染み深く、行きやすい。

伊豆はポイントごとに「ここがスゴイ!」「あの生物を見られるのがたまらん!」なんて声もありますが、「でも比べると沖縄の〇〇島がいいなー」と比較されるとちょっと気持ちが落ちますね。
でもよく考えてみると「沖縄〇〇島」もぐるっと周りの色んなポイントをひっくるめて「〇〇島はイイ!」となっているんですよね。

伊豆半島も日帰りで行けるところも含めて、半島グルっと豊富なダイビングスタイルの見どころがたっぷり。
比較するなら「〇〇島」vs「伊豆半島」で話しをすると決して伊豆半島の魅力の奥深さはどこのリゾートにも引けを取りませんね!

前置きが長くなりましたが、そこで伊豆半島人気ダイビングポイント10選です!
※OceanBlue編集部の主観的10選となりますので悪しからず…。

1 東伊豆 富戸「ヨコバマ」
伊豆半島に通うダイバーにとって欠かせないポイント。エントリーしてすぐに広る一面のイソギンチャクとカラフルな魚たちの景色は初心者ダイバーから楽しめます。南方から流れ着くレアな生物も多く、ベテランダイバーも目が離せません。海況の変化が少なく、安心して潜れるのもグッド。

2 東伊豆 富戸「脇の浜」
隣のヨコバマで影に潜んでしまいがちですが、玄人向けの生物の宝庫。砂地にはカスザメやツバクロエイなどの大物からカエルアンコウやウミウシなどマクロ生物も豊富です。休みの日にわざわざ潜りに来るインストラクターも多いポイントです。

3 東伊豆 富戸「マエカド」
富戸沖合のボートポイント。イソギンチャクの群生が目立つビーチポイントとは打って変わって見事なソフトコーラルの群生が広がります。そのカラフルさはフィリピンの海と見間違うほど。初心者向けのコース取りも可能ですが、少なくともアドバンス以上取得してからの方が楽しめます。

4 東伊豆 富戸「ヨコイソ沖」
富戸が誇る魚影No.1ボートポイント。中上級者向けではありますがその水中景観は圧巻。人工物がピラミッドの様に積み上げられているので別名ピラミッドとも呼ばれます。その魚礁はまさにお魚天国。期間限定ポイントでもあるので、計画的にダイビングスケジュールに入れておくべきです。

5 東伊豆 伊豆海洋公園 IOP(Izu Oceanic Park)
伊豆海洋公園と言えば世界的にも有名なダイビングサイトです。浅瀬から急激に落ち込むダイナミックな地形は壮観です。また、生物層も豊富で夏には様々な季節来遊魚が訪れ、冬には深海魚が観察できます。過去にはジンベエザメが出現したことも!東伊豆を拠点とするダイバーのメッカです。

6 東伊豆 川奈
川奈といったらウミガメが見られることで有名。日帰りでウミガメと泳ぐ事が出来るなんて凄いと思いませんか?とは言え相手は野生の生物なので絶対はありません。それでもご安心を。水底を注意深く観察すれば様々な生物に出会う事ができます。

7 南伊豆 雲見「牛着岩」
人一人がやっと通れるくらいの海底洞窟が迷路の様に入り組む雲見はまさに迷宮。伊豆半島で最もアドベンチャー感が堪能出来るボートポイントです。アドバンスダイバーを取得して水中洞窟に入れる様になったらぜひ冒険に出かけて見てください。

8 西伊豆 田子「沖のふと根」
多様なボートポイントを抱える田子の中でも訪れるダイバーに一際人気なのはこのポイント。水深30mから突き出した柱の様な岩の周りは潮通りがよく、キンギョハナダイの群れに巻かれるダイビングは、オレンジジュースに入ってるみたいと言われるほど。

9 西伊豆 大瀬崎「湾内・外海・先端」
西伊豆で最も訪れるダイバーが多いポイント。この場所でダイバーに認定されたという人も多いはず。ポイントは大きく湾内と外洋に別れ、波の影響がほとんどない湾内は初心者ダイバー向け、中上級者向けの外洋は魚影が濃く特に「先端」呼ばれるポイントは非常に人気が高いです。日本最深の駿河湾に面していることもあり、マンボウに遭遇することも!

10 南伊豆 神子元島
南伊豆の無人島、神子元島。黒潮の影響を強く受けるこの海域は体長3mを超えるハンマーヘッドシャークの群れ、通称「ハンマーリバー」が見られることで有名。海流に流されながら潜るドリフトダイビングなので中上級者向けではあるものの、他の場所では味わえない魚影の濃さと、時にはマンタやジンベエまでも現れるロマンあふれるポイントです。

以上、伊豆半島ダイビングポイント10選でした。いかがでしたか?
正直まだまだご紹介したいポイントは山のようにあります。どこも魅力的なポイントですので、計画的にスキルアップをして楽しみましょう!