ダイビングをより楽しむために、ダイバー同士気持ちよくダイビングをしていくために知っておきたい【マナー8選】!
あたり前のようにしていたことが、他のダイバーの迷惑になってしまっていることもあります。
ぜひ、どこに行ってもマナーのあるダイバーになってください。

1、中性浮力

これは、ダイバーであれば当然マスターしておきたいスキル!
自分自身のためにも環境や周りのダイバーのためにも、必須と言えるでしょう。
自分のために
中性浮力をマスターすることができれば、体力を無駄に消耗してしまうことがありません。そして、エアーも無駄な消費が抑えられます。
まさに、「水中散歩」ダイビング。ゆったりと楽しむことができるようになります。
他のダイバーのために
フィンで砂を巻き上げ後ろのダイバーは何も見えない‥、写真を撮りたかったけど砂で見えなくなってしまった‥、他のダイバーを蹴ってしまった‥。
自分が無意識であってもスキルが伴わないことにより、迷惑をかけてしまうことがあります。客観的に見ることができるダイバーになりましょう。
環境のために
「何もいないように見える砂地。だからどーんっと着底していいよね?」
いえいえ、そうではありません。砂地にだってたくさんの生物がいるんです。無意識に傷つけているかもしれません。
巻きあがった砂が、サンゴに降り積もって苦しめることになることだってあります。
中性浮力ができていても、器材を引きずっていたら同じなので、ゲージやオクトパスもしっかりホールドしましょう。
なるべく環境に影響を与えてしまわないようなダイビングを心がけていきましょう!

2、生物を独占しない

「せっかくのダイビング、できる限り楽しんでかえりたい!」誰しもそう思ってダイビングに来ているはず。
特に水中カメラを持っているダイバーは気を付けないといけません。一人でダイビングをしているわけではないので譲り合って楽しむことが大切です。
一人のダイバーが独占してしまったら、ほかのダイバーが見たり、写真を撮ったりする時間が無くなってしまいますし、水深や、ダイブタイム、残圧などによって長い時間とどまることができないこともあります。
数枚撮ったら交代しましょうね。
人気の生物だと、違うチームもずらっと順番待ちをしているなんてことも珍しくありません。
もちろん、インストラクターもみんなが楽しく写真を撮ったり生物を見ることができるようにしていきますので、それぞれのダイバーが自分だけではなく、みんなが楽しめるような少しの配慮が大切です。
ゆっくりじっくり写真を撮ることをメインにしたツアーもありますから、自分が望むスタイルで楽しめるツアーを選ぶのもいいかと思います。

3、まわりのチームに気を配る

陸上でも、水中でも特に混雑しているポイントに行ったときは気を付けなければいけません。
陸上編
セッティング
なるべく広くゆったりとセッティングしたいのはみんな同じです。
器材を大きく広げて、足場のいいところでゆったりと‥。ですが、ほかのチームが今はいないからと大きく場所をとってしまうと、あとからくるチームに迷惑をかけてしまいます。
なるべくコンパクトにセッティングできる癖をつけていおきましょう。器材の取り出し方や、置き方を工夫するこつを知ることで少ないスペースでも十分に準備するいことができます。
セッティングした後の器材は、まとめて倒しておくことがほとんどですが、ポイントによってルールが違います。
インストラクターの指示を聞いて、準備をしましょう。
手荷物
ポイントによって手荷物を置いて置ける場所が決まっていますので、こちらもセッティングと同様に広げすぎないように配慮が必要です。
特に雨の日は、屋根があるところが限られますので気を付けなければいけません。
ウォータープルーフバックを活用して、ある程度濡れても平気なように準備しておくといいですね。
基本的には、更衣室の棚に荷物を置いてしまうと、着替える人の迷惑になることもありますので置きっぱなしにしてはいけません。
休憩
休憩するときにも、意識しましょう。
季節、天候によっては日差しがさえ切れるところがいい場合もありますし、日向のほうが快適な場合もあります。
雨が降っていれば、屋根があるほうが快適ですし。
なるべく、みんなが快適に過ごすことができるようにしましょう。
電車の座席に座るときに似ていますね。「つめてくれればほかのチームも使えるのに」とならないようにしましょうね。
水中編
ダイバーが集中するところは要注意
ダイバーがたくさんいる場所ってどこでしょうか?
エントリー・エキジット付近が一番集中します!入ってくるダイバーと出ていくダイバー、安全停止をしているダイバーやスキルをしているダイバーなど、水深5M付近のエリアがたくさんのチームが交差します。なるべく自分のチームから離れないように、インストラクターに集中しなければいけないところになります。
自分のチームから距離をあけてしまうと、ほかのチームと混ざってしまったり、次に順番を待っているチームにしても、わかりにくくなってしまいます。
「水中であまりぎゅっとまとまりたくないんだけど‥」もちろんわかりますが、まとまる所と少しゆとりをもっても大丈夫なことろとメリハリをつけたダイビングをしていきましょう。
他のチームに突っ込んでいかない
他のチームがみんな楽しそうに生物を囲んで写真を撮っていたりすると、何を見ているのか気になってしまうことがありますよね?
大丈夫です!自分のチームのインストラクターも順番を守って、次に見せてくれようとしてますから。
間違っても、違うチームに突っ込んでいってはいけません。重大事故の原因になるロストにもつながりかねません。

5、バディーに頼る

スキューバダイビングは、バディーと楽しむ遊びです。
頼ることろはしっかりお互い頼ってダイビングをしたほうが、安全で楽しいダイビングができます。
少しダイビングの経験が上がってくると、一人で器材を背負えたほうがかっこ良く見えたりしませんか?
そんなことはないのです。無理やり一人で背負おうとして器材を振り回してしまうと危険なこともあります。
バディーに手伝ってもらったほうが、簡単だしトラブルにも気が付きやすいです。
一人でフィンを履こうとして、バランスを崩してしまったりしたことはないですか?
特に水中でフィンをはくときはバディーに支えてもらったり、フィンを持っていてもらったりしたほうが素早く準備ができます。

4、順番は守る

エントリー・エキジット、生物の観察待ち、器材洗い場や更衣室。ダイビングにはたくさん順番を待たなければいけないところが出てきます。
周りの状況を考えて、譲り合いの心をもって順番を守りましょう。

5、インストラクターの指示に耳を傾ける

陸上でも、水中でもインストラクターの指示には注目しておきましょう。
なるべくみんなが快適に安全にダイビングを楽しむことができるように、海況や状況に応じて指示をします。
指示に従わないことにより、他のダイバーが迷惑するだけでなく、自分自身も危険にさらしてしまうこともあります。
前にも潜ったとこあるし、いつも行ってるし‥と慣れてきたときにトラブルになることもありますので、初心者だけではなく気を付けていきましょう!

6、ゴミは適切に処分する

自然を楽しむ遊びのダイビングですから、なるべく環境に配慮のできるダイバーになっていきたいねすね。
自分の出したゴミをポイ捨てしたりなんてことは、もってのほかです。
自分が飲み終わったペットボトル海においてきちゃったりしていませんか?
たばこのポイ捨てなんてしていませんよね?
そして、水中でも残念ながらゴミを目にすることがあります。
拾える範囲で水中のゴミを拾ってくることも、環境を守る一歩です。
ただ、空き缶や瓶などは生物が棲みついている場合もありますので、よく確認しましょう!

7、集合時間は守る

朝の集合はもちろんのこと、着替えたり、ダイビング終了後などに集合時間を伝えられるかと思いますが、そこは遅れないように心がけたいものです。
チーム全員がまっていることを意識しないといけないですね。団体行動を意識しましょう。
特に、女性は男性に比べると準備に時間がかかったり、更衣室が混んでいたりと大変なところではありますが、なるべく素早くできるように荷物を分けておいたり、海に来るまでにできる準備は先にしておいたりすると焦ることが少なくなると思います。
なかなかゆっくりドライヤーで髪を乾かしたり、ばっちり化粧をしたりする時間をとるのは難しいところではありますが。

8、誰でも最初は初心者だった

ダイバー全員が初心者の時を経験しているわけですから、あたたかい気持ちで見守ったり、手助けしてあげられると頼れるバディーになりますよ。

いかがでしたか?ダイバーみんなが気を付けることで、楽しくダイビングをしていきましょう!