わかりやすい様に「ライセンス」と呼ばれることが多いですが、ダイビング講習を受けて発行されるカードの正式な名称は「Cカード」と言います。Cはcertification(認定)の略です。
ダイビングを行うのに必要な資格は国家資格などではなく、民間の指導団体が発行するものなので「ライセンス」ではないのです(国家資格に潜水士というのがありますが、この資格では一般の人が楽しむためのダイビングは出来ません。主に調査や作業をする作業ダイバー向けの資格で筆記試験のみで取ることが出来る資格です)。

Cカードは、指導団体のプログラムに定められた講習をきちんと受講して、安全にダイビングを行うための知識や技術を身に着けていますという証明なのです。
実際にダイビングをしに海へ行くと、まずは「Cカードを見せてください」と言われます。Cカードを持っていないと、ダイビングに必要なシリンダー(空気の入ったタンク・ボンベ)を借りることができません。
ですから、スキューバダイビングをする時には、国内外問わずにCカードを携帯している必要があります。

このページでは、初心者の方にわかりやすい様に「ダイビングライセンス」と表記します。

ダイビングライセンスの種類

ダイビングライセンスには様々な種類があります。というのも、発行している指導団体がひとつではないからです。また、各指導団体ごとに認定するダイバーランクがあり、それによって活動できる幅や楽しみ方が変わってきます。

◆指導団体の違い
ダイビングライセンスを発行する指導団体には日本だけでも30以上あると言われていますが、一般的なのはPADI(パディ)、NAUI(ナウイ)、BSAC(ビーエスエーシー)、SSI(エスエスアイ)、CMAS(クマス、シーマス)あたりです。

本部はPADI、NAUI、SSIがアメリカ、BSACがイギリス、CMASがフランスにあり、基本的なプログラムは共通ですが、その中でも違いはあります。
日本では主要な指導団体がCカード協議会という組織を作り、プログラムの標準化を行っています。

◆ランクの違い
ダイバーランクも指導団体によって呼び方に違いがありますが、PADIでは、以下のように知識・技術・経験によってランクが定められています。ランクによって潜れる深度などが変わってきます。

・スクーバダイバー

PADIのプロが引率することを条件として、12mまで潜れる資格です。旅行先で取得をするのに時間がない方が受講することが多いです。内容としては、下記のオープン・ウォーター・ダイバー・コースの半分程度の講習になります。
・オープン・ウォーター・ダイバー
通常、初心者コースとしてダイビングを始める最初のランクです。同等以上の資格を持つダイバーと一緒に、18mまで潜ることが出来ます。
ダイビングの基本的なスキルを身に付けるだけでなく、潜水計画の立て方や、海況の判断、トラブル回避など安全に楽しむための知識も学びます。

・アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー

ダイビングの楽しみがぐっと広がるランクです。水中写真の撮り方や魚の名前の覚え方、ナイトダイビングなどのコースがあります。また、ディープダイブのトレーニングを受講すると、40mまで潜ることが出来る様になります。

・レスキュー・ダイバー

水中で起きる可能性があるトラブルを未然に防ぐための知識や、万が一の時に適切な対応が出来るランクです。このコースを受けると、水中でも余裕を持って楽しめる様になります。

・ダイブマスター

プロとして、水中のガイド活動が出来る様になる資格です。ダイビングを仕事にしなくても、自分に自信が持て、仲間と一緒に潜る時のリーダーシップを取れるようになります。

・アシスタントインストラクター

実際の講習でインストラクターのアシスタントとして活躍することが出来、学科講習を教えたりできる様になります。

・インストラクター

これまで全くダイビングの経験がない人をダイバーとして認定できる資格です。また、ランクアップコースを開催することで、ダイビングを上達する喜びを提供することもできます。
インストラクターにも、様々なランクがあり、それぞれ開催できるコースに違いがあります。
パパラギには、最高ランクのコースディレクターも在籍していますので、インストラクター資格を取得するコースまで開催しています。

・スペシャルティ・ダイバー

上記以外にも、沈船ダイバーやアイスダイバー、水中ビデオグラファーなどダイビングを楽しむための様々なコースがあり、それぞれ受講をするとCカードが発行されます。
その地域独特のコースもありますので、スペシャルティカードを集める事を趣味にしているダイバーもいるほどです。

ぜひ、ダイビングライセンスを取得した後も、ランクアップしてダイビングの活動の幅を広げて下さいね!