レギュレーターとは?

レギュレーターは、ダイビングの生命線になる器材です。
ダイバーが水中で呼吸していくための器材になります。
ダイバーではなくても、見たことある人は多いのではないでしょうか。

シリンダーには約陸上の200倍の空気が入っています。200倍もの圧縮された空気は直接呼吸ができません。
その圧縮された空気を、水深に合わせた圧力まで減圧して呼吸ができるようにしてくれている器材がレギュレーターです。
圧力下では、周囲の圧力と同じ圧力の空気を呼吸しないと、肺がつぶされてしまって呼吸ができないのです。
なので、なが~いホースを水面に出して呼吸するというのは、不可能なのです。

第一減圧部のファーストステージ、第二減圧部のセカンドステージからなっており、メーカーやモデルによってそれぞれ内部の構造が違っています。
構造によっては、シンプルでメンテナンスがしやすいタイプや、流氷ダイビングのような過酷な環境下でも内部が氷らないようになってるもの、加湿機能があるタイプなどがあります。
ただ、内部の構造の違いで危険性が増すことや、人間がわかるほど呼吸抵抗が増すことはほぼありません。

どのレギュレーターがいいの??

では、どうやってレギュレーターを選べばいいのでしょうか?

・・・「呼吸のしやすさ」です!

自分の肺活量や、呼吸のペースによって「呼吸のしやすさ」は違ってきます。
いっぱい空気が出てくるタイプが呼吸しやすいと感じる方もいますし、逆にたくさん出てきて呼吸しにくく感じてしまう人もいます。
陸上で、呼吸してみて違和感が少なく感じるものを選びましょう。
深くいけばいくほど、高圧力の空気を呼吸していきます。
陸上ではほんの少しの違和感が、水中では大きな違和感になってしまいます。
内部の構造や、オプション的な機能、デザイン、メーカーなどでは選べないということです。

まずは、実際に呼吸してみましょう!

その他必要な器材

レギュレーターは自分が呼吸する器材だけでは、不十分なのです。
その他に必要な器材を接続させなければなりません。

オクトパス

予備の空気源になります。一緒に潜っているバディーがエアー切れになった時など、緊急の時に使用するものです。
緊急事態にならないようにダイビングしていきますので、使用頻度としてはかなり低いですが、必ずなければいけません。
選び方は、だいたいがレギュレーターと同じメーカーでシンプルなものが使いやすいと思います。
おすすめは、上下の方向関係なく呼吸できるものです。とっさの時に慌てなくてすみますからね。

ゲージ

残圧計とコンパスがついているものを選びましょう。
メーカーやモデルによっての違いはそこまで大きくはないですが、残圧の管理は命綱になります。自分が視認しやすいタイプにしましょう。
水深計がついているタイプもありますが、水深はコンピューターで確認していくのが主流です。
予備としてあったほうが安心するという方は水深系も追加されたタイプを選ぶといいと思います。

マウスピース

マウスピースははじめから接続されているパーツですが、形がさまざまです。
口の形や歯並びによって楽に噛むことができるタイプと、違和感を感じてしまうタイプとある場合があります。
一時間近く、噛み続けることになるので違和感ないものを選びましょう。
また、マウスピースは消耗品です。亀裂等が出来てしまったら、すぐに交換しましょう。

最後に、、ダイビング器材は命を預ける大切なものです。安易にネットなどで買うことはやめましょう。
せっかく買っても、体に合わず、快適でないものでしたら意味ありませんから。レンタルのほうがよっぽどいいです。
専門知識のあるプロのインストラクターに納得いくものを選んでもらいましょう!