目が悪いけど大丈夫?

結構、相談を受けることが多いです。答えは‥‥

「はい、大丈夫です。」

日本人の場合、程度の差はあっても目が悪いダイバーの方が多いのではないでしょうか。
水中では、陸上よりも物が近く大きく見えるので視力が弱い方にも有利です。
おおよそ3割増しに近く大きく見ることができるのです。
とは言っても、裸眼で0.3より弱い様ですとせっかく海に潜ったのにきれいな魚がよく見えず、もったいないですよね?

「あ、魚かもしれないなぁ~・・。」なんて。ダイビングは水中の景色を見に行くことをメインにした遊びです。きれいに見える状態のほうが楽しめるでしょう。

また、水中では会話ができません。ハンドシグナルといった身振り手振りや、スレートといった字が書けるものでコミュニケーションをはかっていきます。安全面から考えても、見えずらい状況は避けるべきですね。
マスク(水中メガネ)はレンズを交換することが出来ますので、ご自分の視力に合わせたものを使用することで快適に水中世界を楽しむことが出来ます。

コンタクトはダメ??

「コンタクトしたままではだめですか?」
この質問も多くいただきます。答えは‥‥

「初心者の方は、コンタクトしたままダイビングするのは避けましょう。」

水中の環境は陸上とは全く違います。圧力、緊張感や心拍数、血圧の上昇、視野の範囲、体のバランス、などなど。
「自分は大丈夫。」なんて言う方が、一番危険!
コンタクトが原因で生死にかかわる大きなトラブルになってしまう可能性も、ゼロではありません。
水中ではずれたり、痛くなってしまってもその場でなおすことはできないのです。もちろん、一人で勝手に上がってしまうのも危険です。
最悪、水中でパニックになってしまうことも。

ダイビング経験が100回以上(人によってスキルの上達は違います。)になって何が起きても冷静に対処できるようになったら、インストラクターと相談してから自己責任でコンタクトを使ってダイビングにチャレンジしてみてもいいかもしれません。

ご自身の顔の形と、視力に合わせたマスクでダイビングを始めましょう。
ぜひ、安全ダイビングで快適なダイビングライフを!!